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垂直統合戦略 株式会社アクティブ・コンサルティング

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垂直統合戦略

垂直統合戦略でサプライチェーンの効率化を図ります

垂直統合戦略

垂直統合戦略は、企業間の垣根を超えて、新しいビジネスモデルを創 造するものであり、マーケティング戦略の中でも、企業経営の根幹に関 わる戦略であると考えられます。垂直統合戦略を推進するためには、 サプライチェーン全体をコントロールするノウハウは必要となります。

ブルーライン

■ 垂直統合の意味

原材料の調達から始まり、生産・販売・物流を経て最終需要者に至る、 製品・サービス提供のために行われる一連のプロセスのことをサプライ チェーンと言います。簡略化していえば、メーカーがあり、卸があり、 小売りがあって、消費者に商品が販売されるまでの流れということです。

サプライチェーンは、各段階を担う複数の企業により構成されています が、垂直統合とは、異なる段階の企業が統合して、業務内容を拡張す ることを意味します。例えば、生産を担っていたメーカーが、卸会社を買 収して、自社系列の販売会社として、卸機能を統合するなどです。かつ て家電メーカーや化粧品メーカーは、垂直統合により、シェア拡大を実 現した経緯があります。

■ デルコンピュータの成功事例

デルコンピュータは、1984年に、学生だったマイケル・デルが、わずか 1000ドルで設立した会社でしたが、16年後には、世界トップシェアに 到達しました。その特徴は、既存の中間業者を一切介さずに、カスタムメ イドのコンピュータを直接、消費者に販売するというビジネスモデルを創 り上げたことです。

デルコンピュータは、まさしく、サプライチェーンのすべての段階を一社で 垂直統合するという偉業を成し遂げたのです。これにより、中間業者が各 段階で上乗せするマージンを圧縮し、顧客の要望を直接聞いて、カスタムメ イドのコンピューターを低価格で販売することが可能になった。受注生産の タイムサイクルを縮めるシステムを構築したことも成功要因です。

■ 最近の垂直統合戦略の傾向

最近の垂直統合戦略の成功例としては、アパレルのSPAがあげられま す。SPAとはアメリカの衣料品小売大手GAPのドナルド・フィッシャー会 長が1986年に発表したSpeciality store retailer of Private label Apparel の頭文字を組み合わせた造語で、製造から小売までを統合し て、消費者ニーズに適合した製品をいちはやく店頭に並べるビジネスモ デルのことです。

SPAでは、小売業者が起点となり、自らが企画した製品を製造まで踏み 込んで、一貫管理しますが、工場は所有せず、他の企業との協力体制 により垂直統合を実現している点が特徴です。日本では、ユニクロがS PAの代表的な企業といわれています。現在では、SPAはアパレル業 界にとどまらず、ニトリなどの家具業界や、カインズなどのホームセンタ ー業界にも波及しています。

また、景気低迷の中で着実にシェアを高めているイオンやセブン&アイ などのPB(プライベート商品)も、垂直統合によって作られています。こ れらの事例を見ても、垂直統合戦略は、マーケティング戦略の中で、重 要な位置を占めていることがわかります。

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