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マーケティングの歴史

マーケティングの歴史を振り返ってみます

マーケティングの歴史

マーケティングの概念や手法は、時代と共に変化を遂げています。言い 換えれば、昨日、正しいと思っていたマーケティングが、今日は価値を 失っている可能性があります。マーケティングの歴史を振り返り、これま でにマーケティングが、どのように変化してきたかを学んでいきたいと思 います。過去を振り返ることが、未来を予測することに繋がるからです。

ブルーライン

■ マーケティングの起源

マーケティングの起源については諸説がありますが、1908年のフォー ド自動車の成功例をもって、近代マーケティングの誕生という説が有力 です。オートメーション化された大量生産方式の導入で、低価格化に成 功したTモデルを、チャネルプロモーションなどのマーケティングにより、 当時としては画期的な1500万台以上の大量販売に成功したのです。

オートメーション化された大量生産方式は、1936年に公開されたチャッ プリンのモダンタイムスで誇張され、揶揄されたので、この名作映画を見 て、印象に残っている人も多いかと思います。

日本では、高度成長時代の黎明期である1950年代半ばに、アメリカか らマーケティングが導入されました。マーケティングは、戦後のモノ不足 時代から大量生産・大量消費時代に移行する牽引力となりました。

■ 生産者が主役のマーケティング

当時のマーケティングの主役は生産者であり、作り手主導のマーケティ ングが展開されました。生産者は、画一的な製品を大量生産することに より、コストダウンを図り、それを低価格で提供することにより、売上を 伸ばしていったのです。

日本を代表するトヨタ自動車がセールスプロモーションのキャッチコピー として使っていた、「いつかはクラウン」という言葉が、この時代を象徴し ています。需要が供給を上回っていたので、画一的でもよいから、全員 が足並みを揃えて、より良い生活へランクアップすることを求めていた のです。

消費者のこのような志向が、一億総中流時代という概念を生み、モノさ え揃えれば、幸せになれるという考え方が支配的でした。それゆえ、こ の頃のマーケティングは、大量生産した製品をいかに消費者に流し込 むかという方法論が中心でした。

■ 販売者が主役のマーケティング

大量生産が続くことにより、次第に供給が需要を上回るようになりまし た。消費者の製品に対する認知度や知識も高まってきたことから、大量 生産された製品を、あまり手をかけずに、大量に販売することができる 量販店が求められるようになりました。メーカー系列店から家電量販店 への移行が、この時代を象徴しています。

主要な業界ごとに、カテゴリーキラーと呼ばれる、大量仕入れ、大量販 売の小売チェーンが誕生して、一世を風靡しました。販売者は、ローコ ストオペレーションに徹することで、競争力を高め、販売量を増やしてい ったのです。こうなると、生産者が消費者に向けて、大掛かりな広告宣 伝を行うだけでは、モノが売れなくなってきました。

販売者が価格決定権を握るようになったことにより、生産者のマーケティ ングにおいて、販売者対策が重要な要素となりました。また、販売者の マーケティングでは、消費者に折り込みチラシを大量に配布するなど、 価格中心のプロモーションが中心となりました。

■ 消費者が主役のマーケティング

供給が需要を上回る状況が長く続き、消費者がモノに溢れる生活をする ようになると、消費者は単に価格が安いだけではモノを買わず、自分に とって価値があると認めたものだけを厳選して買うようになりました。

このような時代になると、生産者と販売者は、もはや対立している場合 ではなく、協力して、消費者が真に求めているものを開発して販売して いかなければならない時代となりました。

販売者はPOSデータを分析して、消費者が何を購入しているかを見極 めて、そこを起点に、次に求められる製品を生産者と協力して開発する というマーケティング手法が主流となってきたのです。

セブンイレブンのチームマーチャンダイジングによる製品開発は、まさし くこの時代の象徴です。消費者が主役であり、消費者の志向を起点とし て、消費者が真に求めるものを生産して、販売するというのが、現代の マーケティングの主流です。

マーケティングの歴史を学びたいのなら、
この本を必ず読むことをお勧めします。

本当に英語を話したい人にお勧めします。
いま最も話題の英語学習教材です。


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